銀行合併の効果について

銀行が合併をするときどんな効果があったのでしょうか?もちろん経営状態を向上するために合併をしたり、やむを得ず吸収された銀行がたくさんあるでしょう。この点について考えてみたいと思います。


銀行はもともと一般の企業とは違い行政から手厚い保護を受けられていました。バブルがはじけ企業が大量に倒産する中、銀行には公的資金どんどん注入されていきました。もちろん銀行が相次いで倒産されると市民が銀行に預金を下ろすため殺到し、日本経済全体が大混乱に陥るという面があるので仕方ないのかもしれません。

しかし、銀行がバブル期に融資を積極的に行ったがために、企業は倒産に追い込まれた側面もあります。銀行だけが救済されたことに国民は不満をもっていました。そうして最近では金融自由化と規制緩和がおこなわれています。2005年からはペイオフの全面解禁や銀行と証券会社、保険会社の相互介入が認められるようになりました。こうして競争力をもたない銀行は潰れる時代がやってきたのです。


そうした状況で頻繁に行われていたのが銀行の合併です。これにはまずコストを減らす効果があります。コストは人件費や経費などさまざまな分野において削減できます。重複する支店や事業所を統合することで従業員の数を減らすことができます。


さらに規模が大きくなると少ない経費でより大きな利益を得ることができます。生産性があがり、情報の面でも他行に優位になります。銀行がメガバンクに集約されていたのにはこういった銀行側の事情が大きいのではないでしょうか?


従業員は合併の度にシステムや帳票の変更、人事体系の変更など不利な条件が多く銀行の合併は利用する顧客はもちろん従業員にも大きな混乱を与えたのではでしょうか。現在は以前ほど大きな再編はありませんが、またいつ発表されてもおかしくありません。現に保険会社は合併が盛んに行われています。銀行の動向を注意深く見ていきたいと思います。